Raspberry Pi Zero Wをセットアップしてみたよ。 〜別のひと手間〜

前回の続き…?です。前回のセットアップではSSHだけ有効にして初期のネットワーク接続はUSBのイーサネットアダプターを使いました。今回は完全にWi-Fiだけを使う方法を紹介します。

内容が前回とほとんどかぶるのでWi-Fiの接続だけにします。


・・・・・セットアップ前の別のひと手間・・・・・


OSをインストール後、Terminalで

sudo touch /media/User Name/boot/ssh

でSSHを有効にします。

nautilusを開いてマウントされているrootfsを開きます。右クリックメニューで端末を開くをクリック。


  1. まずモジュールの設定(?)をします。
sudo nano etc/network/interfaces

を実行。

画像のように一番下の行に

allow-hotplug wlan0
iface wlan0 inet manual
     wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

を追記します。Ctrl+Xで保存して終了します。

次に接続するSSIDとパスワードの設定。前回と同様

wpa_passphrase "SSID" "Password"

を実行します。"SSID"にWi-Fiの名前を入れて"Password"にはWi-Fiのパスワードを入力します。

 network={
               ssid="abc"
              #psk="123456789"
              psk=86d3135f415dedb7f61e188a5a0d62b30e0065b8f8b81a786623212d3775eeb5
}

で、出てきたものをコピー。

sudo nano etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

を実行します。

”Ctrl_〜”とすでに何か入力されていますが全部消してペーストします。

"#psk="の行を消して保存して終了します。

次にIPアドレスを固定します。

sudo nano etc/dhcpcd.conf

を実行します。

以下を入力します。

interface eth0
static ip_address=192.168.0.xxx/24
static routers=192.168.0.1
static domain_name_servers=1.1.1.1, 1.0.0.1 

interface wlan0
ssid SSID
static ip_address=192.168.0.xxx/24
static routers=192.168.0.1
static domain_name_servers=1.1.1.1, 1.0.0.1

一応イーサネットも固定しておきます。"SSID"や"xxx"のところなど各箇所環境に合わせて書き換えてください。

保存して終了します。

マウントされているbootとrootfsをアンマウントしてからSDカードを抜いてZero Wに挿して起動します。

最初から電源ケーブルのみでOK。あ、ヒートシンク付けました。

初回起動は少し時間がかかります。ステータスLEDが点滅しなくなったら(3分くらい)Terminalで

ssh pi@192.168.0.xxx

でSSH接続してみます。

パスワードは"raspberry"です。

無事接続できました。

ここから前回のようにセットアップ可能です。最初から無線LANを使うことで特に何かを用意することなくRaspberry Piを使うことができるようになりました。


・・・・・

今回はこれで以上です。

まさか前回記事から2週間開くとは思はなかった…4月だね。


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