FiiO RC-BTを使って1ヶ月以上たったのでレビュー。

日本でもエミライから8月下旬に発売されるそうで。

AppleがiPhoneからイヤホンジャックを撤廃したと同時にAirPodsを発表してから日本を含め世界では(?)Bluetoothイヤホンブーム。それも従来のレシーバー+イヤホンとか左右がつながっているタイプではなく完全に分離している、たまに「フルワイヤレス」と称されるタイプ。あれ絶対落とすよ…高いし落としたらかなりショック…

音質を重視する者としてはワイヤレスなんぞもっての外。でもapt-Xとかapt-X HDとかLDACとか劣化を軽減するコーデックがどういうものなのかは興味がありました。apt-XはおろかAACすら体験したことない。MMCXで使えるBluetoothイヤホンケーブル的なのはないのか!と探すと、あるんですね。有名メーカーと聞いたこともないメーカー。1万超えか2千円くらい。でも体験レベルで1万以上出すのも…かと言って2千円もなぁ。しかしありました。有名メーカーで安心感があって安すぎずお手ごろな値段でapt-X対応でMMCX。

そんなBluetooth MMCXケーブルの紹介です。(前置き長い…)


実際使い始めたのは5月初めで写真は撮ったのですが消えてしまったので撮り直しました。ちょっと汚いです。特にコントローラー部。


・・・・・レビュー・・・・・

メーカー:FiiO

品名: RC-BT

価格:¥4,845(Aliexpress)

Bluetooth バージョン:4.1

Bluetooth コーデック:SBC, AAC, apt-X

接続方法(イヤホン):MMCX

電池容量:120 mAh

充電時間:約2時間

連続使用可能時間:約10時間

ほか:USB Type-B(充電用)


先はいわゆるシュア掛けになっています。見えづらいですが青にL、赤にRと書かれています。

ケーブルの長さはとてもいい感じ。コントローラー部とバッテリー部は別々になっています。


・・・・・音質・・・・・

対応コーデックの中で一番劣化が少ないのはapt-Xです。このコーデックは48kHz/16bit LPCMで伝送できます。CD音質が普通44.1kHz/16bitなので普通の音楽は無劣化で聴けるはずです。ハイレゾって値段も少し高めですがもとよりアップサンプリングばっかりだからあんまり買う気になれないですね。と、いうことで問題ないです。

X5 3rdで純粋に再生してくれていそうなFoobar2000 mobileで聞いてみました。

実際聞いてみると尖っているとかぼやけているとかはなく聴きやすいです。ちょっとポップ(?)な感じはあります。BluetoothだとオーディオプレーヤーのDACやプリアンプを通さないので音はレシーバーであるBluetoothケーブルのDACやイヤホン次第です。このケーブルにはQualcomm CSR8645というチップセットが使用されています。もちろんプレイヤー側でイコライザー等を調整すれば音は調整できます。


・・・・・機能面・・・・・

最近のBluetoothイヤホンでは普通なのかもしれませんが2台同時接続できます。大体はスマホとオーディオプレーヤーですね。マイクがコントローラー部についているので電話もできます。iPhone + WalkmanとかiPodとか?普段はオーディオプレーヤーで音楽を聴き着信があったらボタンを押して電話に出る。あんまりそういう場面無い。。。と思っていましたが1回だけありました。すごく便利で音声もちゃんと聴こえるし相手もちゃんと聴こえているようでした。

一応音声アシスタントにも対応しています。真ん中のボタンを長押しするだけ。普通です。これも使わない。

説明書を見るといろいろ書いてあって面白いんですが10個以上あるので全然覚えられないです。読むだけでお腹いっぱいって感じです。

ここで説明書を見ることができます。(日本語はありません)


・・・・・屋外使用・・・・・

Bluetoothイヤホンで音質の次に気になる接続の安定性。個人的には音質より大事かも。

まだX5 3rdでしか使ってないんですが、なんといういか普通だと思います。道を歩いているときでも時々途切れます。多分やや高出力で2.4GHz前後の電波が飛んでるんですね。いつも決まった場所なので。

駅では来る電車によって途切れることがあります。車両についているVVVFインバータから漏れちゃってるんですかね。電車内は大丈夫でした。インバータの電波がちゃんと軽減されていますからね。車内ではBluetoothやWi-Fiの電波(特にiPhone)…(どちらも2.4GHz前後ですが)飛び交っている中途切れることなく聴けています。

X5 3rdのBluetoothバージョンは4.0ですが最近のスマートフォンは4.1以上ありこのバージョンでは電波干渉を軽減する技術や伝送の効率化が行われているため状況が違うかもしれません。違わないかもしれません。


・・・・・バッテリー・・・・・

公称値では約10時間となっていますが…

BluetoothケーブルとX5 3rdで1対1でつかっていて1日の使用時間が、2時間くらいで3日目の帰宅途中で切れてる気がします。9時間くらい?公称値通りですね。


ちなみに…

X5 3rdのバッテリーの持ちはイヤホンに比べ良くなります。DAC使ってませんからね。Bluetoothのほうが省電力。発熱も少し抑えられている気がします。

iOS 10.0以降、Android 8.0以降では標準でBluetoothイヤホンなどのバッテリー残量を見ることができます。X5 3rdはAndroid 5.1なのでサードパーティ製のアプリを使うことになりますが、使うと再生がものすごく不安定になりますので実質できません。


・・・・・使ってみて…・・・・・

実際使ってみるとですね…シュア掛けの曲がっているのが慣れなくて耳にイヤホンを着けづらい。

時々途切れたりバッテリー切れが来たりするとストレスが。これ一番

結論:たとえケーブルが煩わしくても有線でいい。

電波干渉は仕方ないとしてバッテリーに関してはフルワイヤレスのほうが有利かもしれません。ケースのバッテリー容量は大きいし、しまうたびにイヤホンに充電されるし。

こういう機器に無線充電技術を使えばかなり便利な気がします。サイズ的に難しいかな…

あと、本当にたまに突然「バリッ」って音がします。不良だったのかもしれませんし個体差があるのかもしれません。インピーダンスが合っていないのか、チップセットのバグか。わかりません。

もし後続モデルが出るならapt-X HDかLDACに対応してほしいですね。

・・・・・

今回はこれで以上です。



もうすぐ新しいAndroidスマホが1つ増えます。次期モデルの廉価版なんだろうなと思ったけど耐えきれなかった…

スクフェス感謝祭に間に合ったら…流石に無理だな。せめてお盆までには。

0コメント

  • 1000 / 1000